CURRENT TOPICS 特集 消化器がんの内科的治療法の進歩
              
 3 大腸がん
                2)ESD
              
                  掲載誌
                
 
                  THE GI FOREFRONT
                  Vol.16 No.2 42-45,
                  
                    2021
                  
 
                    著者名
                  
  
                          藤城光弘
                        
 
                    記事体裁
                  
  
                          特集
                        / 
                          抄録
                        
 
                    疾患領域
                  
  
                          消化器
                        / 
                          癌
                        
                    診療科目
                  
  
                          消化器内科
                        / 
                          腫瘍内科
                        
 
                    媒体
                  
 
                      THE GI FOREFRONT
                    
 現在,わが国では年間2万5千件を超す大腸内視鏡的粘膜下層剥離術(endoscopic submucosal dissection:ESD)が行われている。ESDのメリットは大きさや形態,粘膜下層の線維化の有無によらず,病変の一括切除が可能な点にあり,内視鏡的粘膜切除術(endoscopic mucosal resection:EMR)では一括切除が困難な,リンパ節転移の可能性が極めて低い粘膜内がん,もしくは粘膜下層軽度浸潤がんに対して,広く適応されている。欧米とアジアではESDの治療成績に大きな違いがみられ,欧米へのESDの普及と治療困難例の克服が今後の大きな課題である。
          ※記事の内容は雑誌掲載時のものです。