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特集 肝炎・肝癌との比較で胃炎・胃癌対策を考える―第16回JAPANGAST Study Groupハイライト―

Workshop「肝炎・肝癌との比較で胃炎・胃癌対策を考える」 石川県の肝癌撲滅計画

酒井明人

THE GI FOREFRONT Vol.7 No.2, 35-37, 2012

肝癌撲滅には背景にある肝炎ウイルスに対する治療導入が重要である. 石川県では肝炎ウイルス検診初年度より協議会を設立し, 陽性者をフォローアップしてきた. インターフェロン療法導入率向上を目指してさまざまな施策を講じ, 導入率は30%を越えるようになった. 2010年度よりかかりつけ医と専門医の連携を強化した「石川県肝炎診療連携」を新たに開始して専門医受診勧奨, 抗ウイルス療法導入を図ることにより肝癌撲滅を目指している. 「はじめに」2009年度人口動態統計では肝癌による死亡者数は男性で第4位, 女性では第6位であり, 年間3万人を越えている. 肝癌の多くはウイルス性慢性肝疾患を背景に発生しており, 肝癌撲滅には肝炎ウイルス感染者を早期に発見し, 早期に治療することが重要である. 国は2002年度より5年間で肝炎ウイルス検診を行い, 肝炎ウイルス感染者の発見に努めたが, 検診受診率は決して高くなく, また医療機関を受診しても適切な観察, 治療導入すなわち抗ウイルス療法が行われてきたとは言い難い.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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