心房細動は心房に由来する不整脈の一つで,頻脈性不整脈としては罹患者数がもっとも多い。わが国では70万人以上の患者数と推定され,さらに近年増加傾向といわれている1)。心房細動は加齢とともに増加する疾患であり,心不全や脳梗塞をはじめとする重篤な心血管病のリスク因子であることから,心血管系全体の加齢を加速させる重要な因子ともいえる。健康寿命,アンチエイジングを考える上できわめて重要と考えられる。
「KEY WORDS」心房細動,加齢医学,心不全,脳梗塞,カテーテルアブレーション
「KEY WORDS」心房細動,加齢医学,心不全,脳梗塞,カテーテルアブレーション