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総説

運動器のアンチエイジングはロコモの手法で

大江隆史

アンチ・エイジング医学 Vol.16 No.4, 52-59, 2020

2007年に日本整形外科学会が世界に先駆けてロコモティブシンドローム(以下,ロコモ)を提唱してから12年が過ぎた。この12年の間にロコモに関する研究が進み,2020年5月に新しい臨床判断値である「ロコモ度3」とロコモ度テストの性・年代別基準値を発表したことにより,ロコモは学術的なエビデンスとそれに基づく啓発と対処法の整備が一段落した。
2007年に世界で初めて高齢化率が14%を超え,世界で初めて「高齢社会」になった日本で,運動器の専門家集団である整形外科学会が世界で初めて高齢者の運動器を総合的にとらえる概念を提唱した。その後一丸となってその研究と啓発に努力してきた結果として,高齢化率が28%を超えた2020年にロコモがやっとどの分野の医療者にも使っていただける所までたどり着いたと自負している。
「KEY WORDS」ロコモティブシンドローム,ロコモ度テスト,臨床判断値,性・年代別基準値

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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