特集 臨床医のアンチエイジング医療最前線
特集にあたって
アンチ・エイジング医学 Vol.14 No.6, 19-19, 2018
今号の特集として,「臨床医のアンチエイジング医療最前線」というタイトルで組ませていただいた。本学会の認定医療施設で保険診療をしながら,第一線で「身体の内から」のアンチエイジング医療に取り組んでいる方々に主に執筆をお願いした。
本学会は研究会として2001年に発足し,数年後には臨床の第一線でアンチエイジング・ドックを含めてのアンチエイジング医療が始まった。アンチエイジング医療の当初の目標は,30代の「optimal health(最適な健康)」を目指す予防医学であった。今もその目標は変わらないが,日本の高齢化が進むにつれ,オーラルを含めてのフレイルの予防,健康寿命の延伸,加えて認知症予防などが,現場で取り組まざるを得ない切実な問題となってきている。本学会が設立されて以来十数年の間に,究極の予防医学であるアンチエイジング医療への期待と役割は益々大きくなってきている。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。