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巻頭言

Manuel Serrano

坪田一男

アンチ・エイジング医学 Vol.14 No.6, 4-9, 2018

マニュエル・セラーノ先生は,スペイン・バルセロナでエイジング研究をしている著名な先生だ。特にCellular Senescence(細胞老化)では世界のトップレベルと言っていいだろう。老化した細胞は何をしているのか長らく不明だったが,最近になってSASP(senescence associated secretary phenotype)と言って,老化細胞から放出されるインターロイキン(IL)-6などのサイトカインが臓器や個体の老化を促進している可能性がでてきた。さらに,老化した細胞を取り除くと(senolysisなどと呼ばれる)疾患の治療可能で,個体寿命も延びることがわかってきた。今回,6月に国際眼科学会がバルセロナで開催されたタイミングでいろいろとお話を伺うことができた。細胞レベルの老化が個体レベルの老化に関わってくることが証明されて,エイジング研究は新しいステージを迎えている!と言っても過言ではないだろう。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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