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特集にあたって

アンチ・エイジング医学 Vol.13 No.3, 19, 2017

免疫系の老化が個体老化の原因となるという考え方“免疫老化仮説”は,老化研究のパイオニアの1人であるRoy Walford博士らにより50年以上前に提唱された仮説である。免疫老化仮説では,個体老化は緩やかで長く続く自己免疫現象,つまり慢性炎症によって進行するとされている。近年,老化した細胞においてさまざまな起炎症性因子の高産生を特徴とする老化随伴分泌現象(Senescence-Associated Secretory Phenotype:SASP)が誘導されることが明らかとなり,慢性炎症と老化の関係が再注目されはじめている。さらに,免疫系の老化は慢性炎症だけでなく,加齢に伴った易感染性や発がんの増加とも密接に関係していることが明らかとなりつつある。そこで今回の特集では,「免疫老化とアンチエイジング」と題して,細胞・個体レベルでの免疫老化メカニズム研究および免疫老化と疾患発症の関係に着目した研究を取り上げ,第一線の先生方にご執筆いただくこととした。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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抄録