<< 検索結果に戻る

一億総活躍社会における身体活動

アンチ・エイジング医学 Vol.13 No.2, 54-58, 2017

我々が体を動かすことを総じて身体活動という。身体活動は,目的をもって余暇時間に行われる運動と,それ以外の日常生活を営むために必要な生活活動に分類される。さらに,運動には,楽しみや充足感を得る目的でルールに則り行われるスポーツが含まれている。身体活動を増やすことは,寿命の延伸,疾病の予防,要介護の予防,抗加齢に有効である。それに加えて近年では,身体活動の多寡が医療費や労働生産性などと関連することも報告されている。超高齢社会を迎えるわが国において一億総活躍社会を実現するためには,国民の健康と生産性を維持・増進することが必要である。日本抗加齢医学会は,平成27年のスポーツ庁の設立に先立ち,5つの医学・スポーツ関連学会と合同で,スポーツによる健康増進ならびに予防医学的観点から「スポーツ庁設置に関する要望書」を当時の文部科学大臣に手渡した。本稿では,この要望書の内容を踏まえ,一億総活躍社会に必要な身体活動・運動・スポーツについての知見と今後の展望を述べる。
「key words」運動,スポーツ,健康寿命,労働生産性,アクティブガイド

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載雑誌詳細 この雑誌の目次を見る

抄録