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難聴の基礎と臨床

Hearing Loss : Basic knowledge into Clinical Practice

アンチ・エイジング医学 Vol.10 No.6, 84-92, 2014

「耳の構造と機能」耳は解剖的に外耳,中耳,内耳に分けられる(図1)。外耳には耳介と外耳道があり,その奥に厚さ約0.1mmの薄い鼓膜が存在する。中耳には3つの耳小骨(鼓膜から順にツチ骨,キヌタ骨,アブミ骨)が存在する。内耳には蝸牛,前庭,三半規管が存在し,蝸牛は聴覚を,後二者は平衡機能を司る.蝸牛は2回転半ほどの渦巻き状の骨で覆われた管を形成し,内部は3つの区画(前庭階 ,中央階,鼓室階)になっている。中央階と鼓室階を区切る膜が基底板であり,アブミ骨側から蝸牛頂方向に向かうほど幅広く,かつ柔軟になっている。前庭階と鼓室階は外リンパで満たされ,中央階はカリウムイオンに富んだ内リンパで満たされている。前庭階の基部に前庭窓があり,外耳道から入った音が耳小骨を経て前庭窓から蝸牛に伝わり,蝸牛内部にある基底板を振動させる。基底板にはコルチ器と呼ばれる感覚上皮が存在し,1列の内有毛細胞と3列の外有毛細胞が規則正しく並んでいる(図2)。
「Key Words」●老人性難聴 ●有毛細胞 ●ラセン神経節 ●血管条 ●騒音

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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抄録