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特集 見た目のアンチエイジングupdate

9 骨粗鬆症からみた体形の変化

Postural Deformities in Patients with Osteoporosis

宮腰尚久

アンチ・エイジング医学 Vol.10 No.6, 72-77, 2014

「はじめに」骨粗鬆症は,骨脆弱性のために骨折が生じやすくなる全身性の代謝性骨疾患であり,加齢に伴って女性に多く発症する。骨粗鬆症による骨折の中で,最も頻発する骨折は椎体骨折であるが,椎体骨折は体形の変化の誘引となる。本稿では,骨粗鬆症によって生じる体形の変化と,その結果として生じるさまざまな症状について述べる。
「骨粗鬆症による体形の変化」骨粗鬆症では,単椎体の骨折であっても,骨折椎体の変形が強ければ,局所的な脊柱の後弯(後方に弯曲すること)を生じることがあるが,通常は,椎体骨折が多発するにつれて徐々に後弯が進行する(図1)。骨粗鬆症患者では,椎体骨折自体による脊柱の短縮とともに後弯が増強する結果,身長が低下する(図2)。
「Key Words」●骨粗鬆症 ●脊柱変形 ●腰背部痛 ●生活の質 ●転倒

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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