皮膚科医であれば,レックリングハウゼン病(以下R病)でカフェオレ斑が多発することはよく知っていると思う.よく知られたR病であるが,その皮膚症状を臨床的に少し詳しく見ると,いろいろな特徴があることがわかる.乳児においては唯一の診断の手掛かりとなるカフェオレ斑は,6個以上あれば95%の確率でR病とされる1)