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特集 抗菌ペプチドとマイクロバイオーム

4 掌蹠膿疱症と抗菌ペプチド

村上正基

皮膚アレルギーフロンティア Vol.18 No.3, 23-26, 2020

掌蹠膿疱症は手掌と足底にみられる多数の小膿疱を主徴とし,その膿疱は「無菌性」である.この疾患のとらえ方については,わが国では膿疱症としてみなされるも,米国を中心に本疾患を膿疱性乾癬の限局型とする考え方も存在し,議論が尽きない.その理由のひとつには,乾癬のようにマウスモデルなどが存在しないため,過去に報告された臨床例からの貴重な情報のフィードバックの積み上げによって病態が検討されているということが挙げられる.本疾患における膿疱は先行する小水疱を特徴とするが,この水疱がエクリン汗腺と関連があるか否かという問題を中心に,本稿では掌蹠膿疱症と抗菌ペプチドの関連性について論ずる.
「KEY WORDS」掌蹠膿疱症,抗菌ペプチド,hCAP-18/LL-37,エクリン汗腺,IL-8

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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