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特集 免疫チェックポイント阻害薬:免疫と腫瘍の接点

2 免疫チェックポイント阻害薬の作用機序

大塚篤司

皮膚アレルギーフロンティア Vol.16 No.1, 11-15, 2018

免疫チェックポイント阻害薬の登場により,メラノーマは免疫療法のフロントラインとして注目を集めている.免疫チェックポイント阻害薬は,抗腫瘍効果をもつ細胞傷害性T細胞の機能を活性化させることで治療効果を発揮する.腫瘍免疫におけるプライミングフェーズで作用するのが抗CTLA-4抗体であるイピリムマブであり,エフェクターフェーズで作用するのが抗PD-1抗体であるニボルマブとペムブロリズマブである.効果を予測するバイオマーカーとして,PD-L1の発現,腫瘍内に浸潤しているT細胞数,腫瘍組織遺伝子変異総量の3つがある.われわれは最近,末梢血中のTh9細胞数の変化,HLA-A26と治療効果の相関を見出した.今後,免疫療法を中心とした複合療法の登場が期待される.
「KEY WORDS」メラノーマ,抗PD-1抗体,抗CTLA-4抗体,Th9,HLA

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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