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特集 アレルギーマーチ UP-TO-DATE

1 アレルギーマーチ~オーバービュー~

加藤則人

皮膚アレルギーフロンティア Vol.15 No.3, 7-10, 2017

アレルギーマーチは,馬場によって提唱された概念で,単に一人の患者に複数のアレルギー疾患がみられるだけでなく,異なるアレルギー疾患の発症をひとつの流れとして捉え,「いくつかのアレルギー疾患が原因(抗原)と発現臓器(疾患)を異にしながら経過していく現象」と定義される.当初は,経胎盤感作や経消化管感作,経気道感作がアレルギーマーチに重要と考えられたが,その後の研究によって,経皮感作がより重要であることが明らかになってきた.今後,アレルギーマーチのメカニズムが解明されるとともに,アレルギーマーチを予防できる方策に関する研究が発展することが期待される.
「KEY WORDS」経皮感作,皮膚バリア機能,胸腺間質性リンパ球新生因子(TSLP),フィラグリン,湿疹・皮膚炎

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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