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書評

「看護師さん,薬剤師さんに贈る やさしく学べる皮膚疾患32」

宮地良樹

皮膚アレルギーフロンティア Vol.15 No.1, 47, 2017

皮膚疾患は難解だと,一般医にもきわめて不評である.その理由は,まず疾患数が多いこと,難読漢字が多いこと,さらに発疹がよくわからず皮膚科医の診断は煙に巻かれたような気がするためである(と想像する).一般医にとっても厄介なのだから,看護師さんや薬剤師さんなどの医療スタッフにとってはまさに魑魅魍魎の世界であろう.しかし,今はチーム医療の時代で,病気や治療薬の説明から適切な処置やケア,日常生活指導まで,トータルな皮膚科診療に医療スタッフの積極的な参画とサポートが不可欠となっている.この際に生じる皮膚科医と医療スタッフとの隔たりを少しでも埋めようと企画されたテキストが本書である.すなわち,「Bridge a gap!」である.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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