皮膚科治療薬は，近年，生物学的製剤の品揃えもどんどん増え，内服薬や外用薬もさまざまな種類のものが登場してきており，その服薬指導はますます複雑になってきています．患者さんは，次々に登場してくる新薬に喜びの悲鳴を上げながらも，服薬方法や副作用について戸惑う場面も多くなってきているようです．皮膚科領域特有の外用薬に関しては，2014年3月に厚生労働省より薬剤師の実技指導が許可となっており，患者さんのさまざまな悩みにより効果的に対応していただけるようになってきています．