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国内研究施設紹介

福井大学医学部皮膚科学 難治性疾患の患者さんを救うべく,いざ旗揚げ!

長谷川稔

皮膚アレルギーフロンティア Vol.13 No.1, 46-47, 2015

福井大学医学部皮膚科には,2013年6月に就任いたしました.初代の上田惠一名誉教授,2代目の熊切正信名誉教授という偉大な先輩のあとを任され,責任の重さを痛感する毎日です.前任の熊切先生は皮膚病理学の大家としてご活躍されていましたが,私とは研究領域が異なるため,新たに研究室を立ち上げました.その中心となってくれたのは,徳力講師と知野助教です.徳力講師は,大学院のときに基礎の教室で研究していた経験があり,知野助教は岐阜大学や大阪大学で研究をしてきたという経緯があります.以前からの大学院生として,高橋先生が関連病院で臨床研究を進めています.今年の4月からは,ベトナムの皮膚科医であるDr. Luongが大学院生に加わってくれました.また,皮膚外科の中心となって頑張っている飯野助教も,10月から大学院に入っています.まだ,研究を立ち上げたところで実績もなく,国内研究施設紹介として報告できることもないのですが,地方でもこれだけの研究ができるということを,今後全国や世界に示していきたいと思います.そして,研究の目的は,さまざまな難治性疾患の治療を開発し,困っている患者さんを救うことに尽きます.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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