【特集 口腔アレルギー】
口腔アレルギー症候群の免疫療法
Immunotherapy for oral allergy syndrome
掲載誌
皮膚アレルギーフロンティア
Vol.12 No.3 23-27,
2014
著者名
犬尾千聡
記事体裁
抄録
疾患領域
アレルギー・免疫
診療科目
アレルギー科
/
皮膚科
/
耳鼻咽喉科
/
小児科
媒体
皮膚アレルギーフロンティア
「Summary」抗原特異的免疫療法はⅠ型アレルギーに対して,抗原を投与し抗原に対する応答性を低下させる治療であり,唯一の治癒が期待できる花粉症治療である.花粉によって誘導される口腔アレルギー症候群に対して,花粉アレルゲンを使った抗原特異的免疫療法効果があるのではと考えるのは自然である.シラカンバ花粉症によって誘導されるリンゴアレルギーに対するシラカンバ花粉抗原特異的免疫療法の報告を紹介する.われわれはトマトIgE陽性の患者に対して,スギ花粉の抗原特異的免疫療法を行い,トマトアレルゲンに対する好塩基球活性化が治療後で低下する結果を得ている.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。