アレルギーをめぐるトレンド
加水分解小麦によるFDEIA
掲載誌
皮膚アレルギーフロンティア
Vol.10 No.1 52-54,
2012
著者名
千貫祐子
記事体裁
抄録
疾患領域
アレルギー・免疫
/
皮膚疾患
診療科目
アレルギー科
/
皮膚科
/
手術・救急
媒体
皮膚アレルギーフロンティア
近年, 石鹸中の加水分解小麦(hydrolyzed wheat protein;HWP)で経皮感作されて, 小麦による食物依存性運動誘発アナフィラキシー(food-dependent exercise-induced anaphylaxis;FDEIA)を発症したと思われる患者が急増した. 患者の多くが小麦によるFDEIAの主要アレルゲンであるω-5グリアジンに対する特異的IgEを有しておらず, 従来のFDEIAとは異なる臨床症状および予後を呈している. 【食物依存性運動誘発アナフィラキシー(FDEIA)】 食物依存性運動誘発アナフィラキシー(food-dependent exercise-induced anaphylaxis;FDEIA)は原因食物を摂取したのみでは症状がみられず, 運動などの二次的要因が加わることにより症状が誘発される食物アレルギーの1病型である. わが国における原因食物は小麦が約60%を占め, 次いで甲殻類, 魚介類が多い.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

