全文記事
MY TURNING POINT
北島政樹
掲載誌
Arthritis―運動器疾患と炎症―
Vol.9 No.3 76,
2012
著者名
北島 政樹
記事体裁
連載
/
コラム
/
全文記事
疾患領域
消化器
/
癌
診療科目
消化器外科
媒体
Arthritis―運動器疾患と炎症―
昭和41年(1966年)は私の人生にとって大きなターニングポイントであったと痛感しております.医学部生活の6年間が終了し,いざ医師国家試験を目指そうとしているときでありました.6年間,学問と硬式野球生活を満喫し,10年振りの関東医科大学リーグ戦を制覇した年でもありました.しかし1年前から全国的組織で起こっていたインターン廃止闘争の学生運動はいよいよ佳境に入り,昭和41年卒業の医学生の98%が医師国家試験ボイコットを決議しておりました.私は学生時代から医師として将来の人生を密かに想像しておりました.卒業後,私が学生時代から尊敬しておりました三辺謙内科学教授(硬式野球部長)の大学院に進学し,消化器内科を専攻し,将来は留学生活を夢みておりました.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。