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国際関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会議(ISAKOS)

第8回国際関節鏡・膝外科・整形スポーツ医学会(ISAKOS2011)

黒田良祐

Arthritis―運動器疾患と炎症― Vol.9 No.3, 60-61, 2011

 2011年5月15~19日まで,第8回国際関節鏡・膝外科・整形スポーツ医学会(International Society of Arthroscopy, Knee Surgery and Orthopaedic Sports Medicine;ISAKOS)がブラジル・リオデジャネイロのRiocentro Convention Centerで開催されました.ブラジルは日本から米国経由でも,欧州経由でも30時間以上かかる,地球の真裏であります.ネットなどでは,リオデジャネイロの貧困街で銃撃戦が起こるなどの治安の悪化が報道されており,そのうえ,初の南米訪問の私にとっては不安がいっぱいで,現地リオデジャネイロにたどり着くだけでなんだか目的を達成したかのようにホッとしてしまうほどの疲労感でした.

 本会のPresident(2009-2011)はFreddie Fu先生,Program ChairはAndreas Imhoff先生,そしてローカルホストはFirst Vice President(2009-2011)のMoises Cohen先生でした.5日間の学会期間中,約275の口演,550のe-ポスター,28の教育研修講演,31のシンポジウム,16のlive surgical demonstrationsが組まれており,聴きたい講演,観たい手術のために会場を移動するのが大変ではありましたが,盛りだくさんの充実した学会でした.Freddie Fu先生がPresidentであることもあり,膝関節鏡の演題が多く,とくに近年話題の解剖学的前十字靱帯再建術のセッションが多くみられました.のちのISAKOSからの報告では83ヵ国から3,400人以上の参加者があったそうで,盛会となりました.

 また,私は参加しませんでしたが,学会前日のpre-coursesでは600名以上が参加され「Olympic Games:From Basic Science to the Gold Medal」,「Biologic Treatment Options for the Knee and Spotlight on Top Orthopaedic Procedures in Sports Medicine」が開催されたそうです.期間中天候はあまりすぐれませんでしたが,学会主催のactivityとして市内観光やイグアスの滝ツアー,サッカー大会なども組まれており,楽しまれた日本の先生方も大勢おられたようです.
 しかし慣れない地で言葉もわからず,治安の悪化もあり,正直なところリオデジャネイロを満喫するとまではいきませんでした.また,宿泊施設が会場近くにないうえに市内は交通渋滞がひどく,学会のシャトルバスがあるものの,ホテルから会場まで1時間以上かかることもあり,日本からリオデジャネイロに着いたときと同様,毎日会場到着時に疲れ果てた気持ちになっていたのも事実です.
 2年に1回の本学会は,世界最新の関節鏡・膝外科・スポーツ整形が学べる素晴らしい学会であり,2年後は今年に比べればとても近場のトロントで開催されるとのことで,是非参加したいと思っています.

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