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RAVIGATOR:シリーズ 臨床医へのRA治療関連アンケート

第11回 画像診断はどうしていますか?

住田孝之

Arthritis―運動器疾患と炎症― Vol.9 No.1, 65-72, 2011

Background
 生物学的製剤の登場により「関節リウマチ(rheumatoid arthritis;RA)は治る時代」へとパラダイムシフトしてきた.早期診断,治療効果の適切な評価により,完全寛解に到達するアプローチが可能となる.指標として,ACR,DAS28,CDAI,SDAI,HR-QoLが挙げられる.画像診断には従来の単純X線写真,MRI画像,関節エコー画像などが汎用されており,骨破壊の程度,滑膜炎や骨髄病変,さらには滑膜肥厚や関節内血流シグナルを検出できる重要なツールとなっている.本企画においては,日常のRA診療において,何を明らかにするために,どのように画像診断を活用しているのかについて,リウマチ専門医を対象として調査することを目的とした.

アンケート実施要項
●対象→日本整形外科学会認定リウマチ医(整形外科医)100人,日本リウマチ学会認定医(内科医)100名
●方法→FAX,E-mail調査
●有効回答→整形外科医58(58%),内科医57(57%)
●実施日→2010年9月15日~10月13日

Concept【各設問の狙い】

Q1は,ACRやDAS28のような臨床的指標と画像診断とのギャップの有無について質問した.Q2は,実際に画像診断技術として何を使用しているのかについて複数回答で質問した.Q3は,画像診断を実施する目的について質問した.Q4-1~3においては,早期診断,治療評価,薬剤中止基準の3つの目的に応じて最も有用な画像診断法について調査した.Q5は,実際に画像を撮像する時間的間隔について質問した.Q6は,関節エコー撮像技術を習得する最善の方法は何かを調査した.内科医,整形外科医それぞれ100名にアンケートをお願いし,内科医57名,整形外科医58名から回答を得たので結果を概説する.

Q1【評価方法による乖離の経験】

ACRコアセットやDAS28で臨床的寛解に至った症例でも,画像評価では著明な滑膜炎や骨髄浮腫・骨びらんが認められるケースがあります.このような評価方法による「乖離」を経験されたことがありますか.あてはまるものをひとつお選びください.

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