Background  生物学的製剤の登場により「関節リウマチ(rheumatoid arthritis;RA)は治る時代」へとパラダイムシフトしてきた.早期診断,治療効果の適切な評価により,完全寛解に到達するアプローチが可能となる.指標として,ACR,DAS28,CDAI,SDAI,HR-QoLが挙げられる.画像診断には従来の単純X線写真,MRI画像,関節エコー画像などが汎用されており,骨破壊の程度,滑膜炎や骨髄病変,さらには滑膜肥厚や関節内血流シグナルを検出できる重要なツールとなっている.本企画においては,日常のRA診療において,何を明らかにするために,どのように画像診断を活用しているのかについて,リウマチ専門医を対象として調査することを目的とした.