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特集 CKDと認知機能障害

認知症の診断とマネジメント

Diagnosis and managements of dementia

堀川直史

Nephrology Frontier Vol.14 No.3, 20-23, 2015

「SUMMARY」
・透析患者における認知症の有病率は高く,治療とケアを妨げる.
・認知症の早期発見に役立つ症状は,記憶障害,実行機能障害,言語機能の低下,性格変化などである.
・認知症の診断は,中核症状の存在と,それによって生活に大きな支障が生じていることを確認し,意識障害を除外することで行われる.透析患者では意識障害の除外が特に重要である.
・認知症を併発した透析患者のマネジメントでは,認知症の非薬物療法と社会的支援の充実が中心になる.
・「透析終末期」を維持透析期から切り離し,独立の時期として詳しく検討することが必要である.
「KEY WORDS」認知症,診断,マネジメント,高齢者,「透析終末期」,サイコネフロロジー

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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