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画像診断―イメージングアプローチ

腎血管3D血管形状からボロノイ分割による腎血管支配灌流領域イメージング

山本徳則吉野能森健策

Nephrology Frontier Vol.14 No.1, 78-80, 2015

「はじめに」CT,MRI,そして超音波検査による腎血管イメージ技術の発達により,腎内の細い血管まで3D表示が可能になった.腎部分切除手術の時に,以前は腹部大動脈から分岐した腎臓動脈の血管遮断を行っていたが,最近では腹腔鏡手術,ロボット支援手術の直視下血管イメージ技術の発達により,腫瘍に近い血管を同定遮断することが可能になった.このことは,より選択的遮断によって阻血領域を最小限に留め,腎実質の臓器保護に直接影響を与える.腫瘍に近い栄養血管の3D化を行い,その灌流領域を術前に知っておくことは重要である.今回は,腎血管イメージングから3D形状を明らかにし,その灌流領域を予測する方法として,ボロノイ分割技術を用いた腎灌流領域セグメンテーションイメージングを行った.ボロノイ分割とは数学的アルゴリズムの1つであり,主に科学や工学の分野で用いられている1).

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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