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特集 高齢CKD患者のマネジメント

高齢患者での腎代替療法選択

Renal replacement therapy choice for elderly patients

平林千尋小林賛光浅利佳奈山本裕康

Nephrology Frontier Vol.14 No.1, 28-32, 2015

「SUMMARY」高齢腎不全患者では,腎代替療法を選択する際には既に多くの合併症を有していることが多い.したがって,身体的問題だけでなく,精神的・社会的問題を含め患者個々に適した治療方法(血液透析,腹膜透析,腎移植)を選択する必要がある.最近,日本透析学会から「維持血液透析の開始と継続に関する意思決定プロセスについての提言」が示されており,「血液透析をしない」ことも選択肢として考慮される.
「Ⅰ はじめに」我が国の高齢化は,世界においても顕著である.図1は我が国における高齢化の推移と将来の推計を示しているが,2025年には3人に1人が65歳以上になると予測されている1).この高齢化に伴い,近年,高齢者に対する医療のあり方が問われており,末期腎不全患者についても例外ではない.我が国における透析導入患者も高齢化してきており,1983年末における全透析患者の平均年齢が48.3歳,導入患者が51.9歳であったのに対し,2013年末にはそれぞれ67.2歳,68.6歳にまで上昇した2).
「KEY WORDS」高齢腎不全患者,血液透析,腹膜透析,腎移植,導入見合わせ

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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