SUMMARY
ADPKDにおいては,嚢胞が増大あるいは腎機能の低下が認められる以前から高血圧を認めることが多い.そのため腎機能保護目的だけでなく,心血管合併症予防の観点からも降圧療法は非常に重要である.その発症機序にレニン・アンジオテンシン・アルドステロン系(RAAS)の関与が大きいことから,RAAS阻害薬が第一選択薬として推奨されているが,その使用方法ならびに降圧目標に関しては明らかなエビデンスはなく,現在米国で行われているHALT-PKD研究の結果が注目される.
全文記事
多発性囊胞腎における最近の研究と治療の進歩
多発性囊胞腎の降圧療法
掲載誌
Nephrology Frontier
Vol.10 No.2 24-29,
2011
著者名
望月俊雄
記事体裁
特集
/
全文記事
疾患領域
循環器
/
高血圧
/
腎臓
診療科目
循環器内科
/
腎臓内科
媒体
Nephrology Frontier
Key Words
ADPKD
/
高血圧
/
レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系(RAAS)
/
降圧薬
/
HALT-PKD
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。