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THE COMMENTARY

CAR T細胞療法

保仙直毅

再生医療 Vol.18 No.2, 23-26, 2019

抗PD1抗体などのチェックポイント抗体が広く使用されるようになった今日では,がん患者の体内にはがんを攻撃する能力を持ったTリンパ球が存在することを疑う人はいない。そのようながん特異的T細胞が認識しているのは,遺伝子変異に伴いできるネオアンチゲンである。そのため,チェックポイント抗体療法の効果が期待されるのは,メラノーマや一部の肺がんなど遺伝子変異の多いがんである。したがって,それ以外の比較的遺伝子変異の少ないがんを自己の免疫系により攻撃させるためには,Tリンパ球にうまくがん細胞を異物として認識させてやるための戦略が必要である。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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