<< 一覧に戻る

Review(再生医療)

難治性皮膚疾患への紫外線デバイス

森田明理

再生医療 Vol.18 No.1, 11-25, 2019

太陽光に含まれる紫外線には,皮膚疾患の改善や皮膚の健康を守る働きがあることが知られていた。1903年,デンマーク人であるニールス・フィンセン(Niles Finsen)は,尋常性狼瘡(皮膚の結核感染症)に対する光線療法で,医学に新しい道を開いたことが評価され,ノーベル生理学・医学賞を受賞した。しかし抗生物質の到来により,日光である種の疱瘡や結核を治すという治療法は使われなくなった。また,今日では彼の科学的な研究の大部分は忘れ去られているが,彼が証明した日光の特定の波長が有用である概念は,今,半導体の技術革新により,フィルターや特殊な装置を使わなくとも,ある程度自由に紫外光~可視光線~赤外光の特定の波長を選択できることから,光の新たな応用に繋がるはずである。
「KEY WORDS」エキシマライト,ナローバンドUVB,PUVA,制御性T細胞,深紫外光LED

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る