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巻頭言

美容医療と再生医療

水野博司

再生医療 Vol.17 No.2, 1, 2018

私の臨床家としての専門である形成外科は厚生労働省の定めた19の基本診療科の1つですが,美容外科は形成外科の中の1専門領域として認識されており,2018年春に開始予定である新専門医制度においても,美容外科を形成外科のサブスペシャリティとして確立させ,美容外科専門医を形成外科専門医の2階建ての専門医にできるよう活動が行われています。私が今から約20年前,脂肪組織幹細胞研究を行っていた留学先のUCLA形成外科においても,ロサンゼルスという土地柄もあって大学病院では多くの教授陣が美容外科手術を行っていましたし,日本ではこのような経験がなかった私は,それを機に美容外科を「学問」として捉え,教授陣が患者の美容外科治療をエビデンスに基づいた手術をしている現状を目の当たりにし,以来,美容外科を医療として肯定するスタンスになりました。その後,美容医療に対する患者のニーズは,手術だけでなくレーザー,ヒアルロン酸などできるだけ低侵襲な治療を望む患者が増えており,多血小板血漿(PRP)療法もその1つです。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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