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THE COMMENTARY

Organ-on-a-Chip

鳥澤勇介

再生医療 Vol.15 No.4, 20-24, 2016

近年のマイクロエンジニアリング技術,細胞培養技術の進歩により,Organ-on-a-Chipと呼ばれる新規な生体模倣デバイスが開発されている。これは,体内の微小環境を模倣することで,細胞の機能を再現する技術である。従来の細胞培養技術では再現ができなかった細胞機能がこの技術によりin vitro で再現可能となり,動物実験の代替法としての利用が期待されている。特に,動物実験では評価が困難なヒト細胞の応答を評価可能となる点,イメージングにより細胞機能の可視化が可能となる点に特徴がある。また,個々の臓器チップを組み合わせることで,ヒト体内の挙動をモデル化できる可能性を有している。そのため,欧米では多額の研究費が投じられ,創薬への応用を目的に,Organ-on-a-Chipの研究が活発に行われている。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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