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日本再生医療学会

2015年度学会賞(臨床) 自己筋芽細胞シートを用いた重症心不全に対する心筋再生治療

Development of Myoblast Cell-Sheet Transplantation Therapy for Advanced Cardiovascular Disease

澤芳樹

再生医療 Vol.14 No.4, 75-83, 2015

「はじめに」わが国の心不全による年間死亡数は約4万3千人,特にend-stage心不全にあっては1年死亡率が75%とされる。高齢化,虚血性心疾患の増加にともない,今後心不全患者数の増大およびそれに伴う治療費の増加が予想される。重症心不全に対する現在の最終的な治療法は,補助人工心臓や心臓移植などの置換型治療であるが,現段階では前者はその耐久性や合併症,後者はドナーの確保や免疫抑制剤等に問題があり,普遍的治療とは言い難いのが現状である。また,小児心不全においては,WHOの勧告により海外渡航移植は禁止されようとしているにもかかわらず,日本の小児心臓移植における法整備は依然整っておらず,成人の移植よりも深刻なドナー不足が予想される。我々は,60例に及ぶ心臓移植と200例を超える補助人工心臓治療を経験する重症心不全治療の拠点であるが,多数の重症心不全患者を目の前に置換型治療の限界と再生型治療の必要性を痛感し,自己骨格筋由来の筋芽細胞シートによる心筋再生治療法を開発し,補助人工心臓離脱成功例を世界で初めて報告した。
「KEY WORDS」重症心不全,筋芽細胞シート,サイトカイン,多施設治験,トランスレーショナルリサーチ

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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