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INFLUENZA REPORT

8th ESWI Influenza Conference参加報告

高下恵美

インフルエンザ Vol.23 No.3, 52-53, 2022

第8回European Scientific Working Group on Influenza(ESWI)Influenza Conferenceは2021年12月4〜7日にバーチャルで開催された.ESWI Influenza Conference(http://www.eswiconference.org)は欧州最大規模のインフルエンザ会議で,科学者中心のScientific programme(SCS)とSatellite sessions(SAT)に加えて科学を政策に反映させるための政策担当者中心のScience Policy Interface(SPI)のセッションがあるのが特徴である.2002年の第1回以来,欧州各地で3年ごとに開催されてきたが,2020年の前回は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行に伴い,完全バーチャル開催へと変更された.第8回は当初,オーストリアのザルツブルクでの現地開催とオンラインのハイブリッド開催が予定されていたが,COVID-19流行下における安全面を考慮し最終的に完全バーチャル開催に変更された.本会議では前回から引き続き,インフルエンザ,RSウイルス(RSV)感染症ならびにCOVID-19が主題とされ,40のセッションに120の口頭発表があり,参加者は600名以上であった.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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