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診断(インフルエンザ)

新型コロナウイルス感染症の抗原検査キットの検討

坂井(田川)優子山吉誠也河岡義裕

インフルエンザ Vol.22 No.1, 13-18, 2021

新型コロナウイルス感染症の診断にはRT-qPCRが広く使用されているが,技術や機器が必要で検査施設に検体を配送する必要があり,迅速性に欠けている.どの医療機関でも迅速に診断できる抗原検査キットは今後の新型コロナ診療の重要な柱になる.そこで分離株と患者検体を使用して,初期に日本で入手可能であった4種類の新型コロナ抗原検査キットの感度を,RT-qPCRおよびウイルス分離の感度と比較した.これらの抗原検査キットはウイルス量の多い検体では判定可能であることがわかった.しかし,感染性ウイルスが分離されたいくつかの検体でウイルス抗原を検出できず,今回試験した抗原検査キットでは新型コロナ感染患者を見逃す恐れがあることがわかった.
「KEY WORDS」COVID-19,SARS-CoV-2,新型コロナウイルス感染症,新型コロナ抗原検査キット,新型コロナ抗原定性試験

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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