2012年にコクランのメタアナリシスの報告1)で,ノイラミニダーゼ阻害薬(NAI)には重症化や死亡の抑制に有意な効果はないとされ,その臨床的意義に対する議論が巻き起こったのは,いまだ記憶に新しいところです.
一方で,公衆衛生分野からはNAIに期待があります.WHOは,2009年のパンデミックで日本の死亡が少なかったことから,医療資源が乏しい国も患者が容易にNAIを入手する方法の開発を研究課題としています2).
「KEY WORDS」ノイラミニダーゼ阻害薬,死亡抑制効果,メタアナリシス,疫学研究,リアルワールドデータ
一方で,公衆衛生分野からはNAIに期待があります.WHOは,2009年のパンデミックで日本の死亡が少なかったことから,医療資源が乏しい国も患者が容易にNAIを入手する方法の開発を研究課題としています2).
「KEY WORDS」ノイラミニダーゼ阻害薬,死亡抑制効果,メタアナリシス,疫学研究,リアルワールドデータ