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治療(インフルエンザ)

バロキサビル マルボキシルの臨床効果-内科領域

池松秀之河合直樹

インフルエンザ Vol.21 No.1, 19-23, 2020

キャップ依存性エンドヌクレアーゼ阻害薬であるバロキサビル マルボキシル(ゾフルーザ®)(以下バロキサビル)は,成人においてオセルタミビルと同等のインフルエンザ症状改善効果を有することが治験において示されている.2018/2019年シーズンの日本臨床内科医会インフルエンザ研究班の研究では,バロキサビルの臨床効果は,成人において現在使用されている4つのノイラミダーゼ阻害薬とほぼ同等であると思われた.バロキサビルへの感受性が低下すると考えられる変異株が,治療後少数例において検出されたが,それらの患者では解熱時間の有意な延長はみられなかった.変異株の予後への影響やその流行について継続的な調査が必要と思われる.
「KEY WORDS」抗インフルエンザ薬,キャップ依存性エンドヌクレアーゼ阻害薬,バロキサビル マルボキシル,臨床効果

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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