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予防(インフルエンザ)

経鼻不活化および生ワクチンの有効性評価

長谷川秀樹

インフルエンザ Vol.19 No.1, 51-55, 2018

インフルエンザウイルス感染防御に重要な働きをする粘膜免疫は現行の注射によるワクチンでは誘導されない.分泌型IgA抗体に代表される粘膜免疫機構はインフルエンザウイルスの感染の標的となる粘膜上皮への感染阻止,および変異ウイルスに対する交叉防御効果がある.これら粘膜免疫を誘導するには粘膜経由のワクチン投与が必要であり経鼻ワクチンが有望である.経鼻ワクチンにはすでに欧米で認可された生ワクチンと現在開発途上の不活化ワクチンがある.本稿ではインフルエンザの経鼻不活化ワクチンおよび経鼻弱毒生ワクチンそれぞれについてその特徴と誘導される免疫,有効性の評価について述べる.
「KEY WORDS」経鼻インフルエンザワクチン,粘膜免疫,分泌型IgA抗体,次世代ワクチン

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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