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座談会(Round Table Discussion)

最近のインフルエンザの動向

渡邉真治西浦博河岡義裕

インフルエンザ Vol.18 No.2, 7-12, 2017

河岡(司会) 本日は最近のインフルエンザをめぐる動向について,西浦博先生には疫学的な立場から,国立感染症研究所の渡邉真治先生にはウイルス研究者の立場から,それぞれお話をうかがっていきたいと思います.
まず渡邉先生にお聞きしたいのですが,季節性のインフルエンザにおいて,根拠のあるウイルスの予測はできないものなのでしょうか.
渡邉 インフルエンザウイルスの流行予測は非常に難しく,2009年のパンデミック以降の動向をみても,H1が2シーズン続いた後にH3が2シーズン,その後はH1とH3を1シーズンずつ交互に繰り返しています.国立感染症研究所(感染研)でも,明確な根拠のある予測はしていません.
河岡 たとえば国民の抗体価を調べ,十分に上がっているので今年は流行しないだろうといったアプローチは考えられませんか.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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