現在使用されている皮下接種型のインフルエンザワクチンは,発症予防および重症化予防を目的としており,感染そのものを予防するものではありません.そのため,インフルエンザウイルスの生体への感染そのものを予防するために,2003年米国にて,鼻腔内噴霧用の低温馴化3価弱毒生ワクチン(商品名FluMist®)が開発・認可されました.2歳以上から50歳未満の健康なヒトを対象としています.