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川崎病の最近のトピックス

成人期に達した川崎病後遺症に対する冠動脈インターベンション

横井宏佳

血管医学 Vol.16 No.1, 78-83, 2015

「Summary」川崎病患児にみられる冠動脈病変は急性期の巨大冠動脈瘤が特徴であるが,学童期には冠動脈瘤の前後に石灰化を伴う高度狭窄病変が出現する.狭窄病変に対して,従来のバルーンによるカテーテル治療は石灰化病変のため拡張困難で,バイパス手術は長期の開存性の問題があり,薬物療法下に運動制限を行ってきた.ロータブレータは川崎病患児のバルーン拡張不能病変に対するカテーテル治療を安全に施行可能とし,その効果は遠隔期も維持され,患児の学童期発達育成にも良好な効果をもたらした.また,若年発症急性冠症候群(40歳未満)の院内予後予測因子に川崎病様冠動脈瘤の存在が明らかとなり,冠動脈瘤を有する川崎病患児の小児期から成人期における疾病管理の重要性が示唆された.
「Key words」川崎病,冠動脈疾患,経皮的冠動脈インターベンション(PCI),ロータブレータ,冠動脈瘤

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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