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Glaucoma 私のArchives

先天小瞳孔と緑内障

田原昭彦

Frontiers in Glaucoma No.66, 70-73, 2023

先天小瞳孔は明室で遠方視時に瞳孔径が2mm以下と小さく,かつ虹彩紋理が不明瞭な稀な先天異常である1)(図1).その原因は瞳孔散大筋の先天的な発育不全とされる.また,先天小瞳孔に緑内障が合併することが知られている.
私が先天小瞳孔の症例に出会ったのは,眼科入局3年目の1977年であった.この出会いが,私が本疾患と長く関わっていくはじまりとなり,緑内障研究に進むきっかけともなった.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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