Glaucoma Expert Discussion
緑内障の救急医療
Frontiers in Glaucoma No.66, 15-23, 2023
緑内障診療の救急医療として最初に想起される場面としては,緑内障の急性発作や眼圧スパイクが挙げられる.そして術後合併症のなかでも濾過胞感染,過剰濾過による前房消失なども深刻な状況であり,眼虚血症候群のような血管新生緑内障もいまだ失明の大きな要因となっている.これらの深刻な疾患からいかにして患者の視機能を守るかは,緑内障診療における重要課題である.今回は,迅速な診断と適切な治療が求められる緑内障の救急医療の現状,課題についてエキスパートの先生方にお話しいただいた.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。