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State of the Art(Frontiers in Gastroenterology)

「よりよい手術で治す」ことを目指す

瀬戸泰之

Frontiers in Gastroenterology Vol.15 No.3, 11-18, 2010

「はじめに」 癌治療において, 放射線治療技術の進歩や, 薬物療法における新規薬剤・分子標的薬の導入などにより, 手術の役割が相対的に小さくなっている, もしくはなっていくと考えていらっしゃる方々が昨今多いかもしれません. 筆者は胃癌や食道癌の手術を生業としている者ですが, もちろん, 手術だけで治すことが難しい病期の方もいるし, 集学的治療が必要となる方もいるので, それらの治療を否定するわけではなく, もちろんそれらの重要性や役割をも十分認識しているつもりです. ただ, いまだ胃癌においても, 食道癌においても手術が標準治療と考えられているのも事実です. たとえば欧米では, 最近においても胃癌ではcornerstone 1), 食道癌においてはbest 2)あるいはdefinitive 3) treatmentと表現されています. MD Anderson Cancer Centerの世界的に著名な胃食道領域のoncologistであるProfessor Jaffer Ajani先生も, 癌研有明病院佐野武先生との対談で, 手術はessentialであると述べられています4).

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