「SUMMARY」内頸動脈巨大脳動脈瘤に対するflow diverter治療は,順行性血流を温存できる根治性に優れた治療である.一方,動脈瘤の完全閉塞には通常数ヵ月程度を要し,その間の破裂予防効果は不確実である.瘤内塞栓術は直ちに動脈瘤の閉塞が得られるため,今後も破裂急性期の治療として重要である.また母血管閉塞術は,flow diverterの効果が低下するネックブリッジングステント留置例の再発症例やflow diverter留置困難症例に対する治療の1つとして重要である.
「はじめに」内頸動脈巨大脳動脈瘤の自然歴は不良である.極めて高い年間破裂率が報告されているだけでなく,周囲の脳神経,特に視神経や動眼神経の圧迫による眼症状も深刻である.
「KEY WORDS」巨大脳動脈瘤,内頸動脈,Flow diverter,母血管閉塞術,瘤内塞栓術
「はじめに」内頸動脈巨大脳動脈瘤の自然歴は不良である.極めて高い年間破裂率が報告されているだけでなく,周囲の脳神経,特に視神経や動眼神経の圧迫による眼症状も深刻である.
「KEY WORDS」巨大脳動脈瘤,内頸動脈,Flow diverter,母血管閉塞術,瘤内塞栓術