<< 一覧に戻る

特集 脳卒中治療ガイドライン2015

(座談会)脳卒中治療ガイドライン2015の意義と今後の課題

峰松一夫森悦朗小笠原邦昭園田茂

脳と循環 Vol.20 No.3, 11-18, 2015

「わが国における「脳卒中治療ガイドライン2015」の特徴」
峰松(司会):近年,科学的根拠に基づく医療(EBM)が強く提唱されるようになり,ランダム化比較試験(RCT)の重視と併せて各領域でガイドラインが策定されるようになりました.わが国の脳卒中領域においても,日本脳卒中学会・日本脳神経外科学会・日本神経学会・日本神経治療学会・日本リハビリテーション医学会で組織された「脳卒中合同ガイドライン委員会」により,2004年に「脳卒中治療ガイドライン」が,2009年にはその改訂版が刊行されています.その後,新たに多くの治療内容やエビデンスが蓄積されましたが,東日本大震災に伴うガイドライン改訂作業開始の遅れもあり,2015年6月にやっと新しい改訂版が刊行されました.この間には,アドホックな委員会体制から,最終的な責任を日本脳卒中学会が受けもつ体制への変更がありました.そこで今回は,6年ぶりに改訂された「脳卒中治療ガイドライン2015」(以下,本ガイドライン)1)の意義と残された問題点,あるいは今後の課題について討議したいと思います.まずは,森先生に本ガイドラインが2004年版・2009年版と比べてどのような特徴があるのかについてご説明いただきます.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る