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脳卒中の治療技術

脳出血に対する急性期降圧療法

古賀政利

脳と循環 Vol.19 No.3, 59-63, 2014

「はじめに」 脳出血の急性期治療として外科手術や止血剤(遺伝子組換活性型第VII因子)などの有効性を評価する大規模臨床介入試験が行われてきたが, ほとんどが失敗に終わり, 現在のところ確立した有効な治療手段がない. このような状況のなかで, 発症早期からの積極的な降圧療法の有効性が期待されている. 一方で, 過度の降圧により転帰が増悪する可能性も指摘されている. 2013年に報告されたIntensive Blood Pressure Reduction in Acute Cerebral Hemorrhage Trial 2(INTERACT2)1)の結果が注目されており, 現在進行中のAntihypertensive Treatment of Acute Cerebral Hemorrhage II(ATACHII)(ClinicalTrials. gov no. NCT 01176565;UMIN 000006526)2)3)の結果により降圧療法の有効性が確立する可能性がある.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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