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特集 rt-PA血栓溶解療法とその周辺治療

脳梗塞t-PA治療の経済評価と均てん化施策

Efficiency and Regional Disparity in t-PA Treatment in Ischemic Stroke: How to Visualize and Improve Quality

今中雄一

脳と循環 Vol.19 No.3, 49-52, 2014

[SUMMARY] 脳梗塞は, 急性発症時の救急医療からリハビリテーションの回復期, そして慢性期にわたって, 社会に大きなインパクトを及ぼす疾患である. 地域医療計画の5疾病・5事業のなかで重要な位置づけをもつことにも, その影響力の大きさが表れている. 本論文では, なかでも重要な治療であり, かつ全国一様に提供することが難しいt-PA治療について, 医療財政逼迫化のなか, ますます注目される経済評価研究をレビューし, 地域格差の可視化と均てん化施策について検討する.
「t-PA治療の費用対効果」 t-PAの治療の費用対効果については, おしなべて世界各国で, 費用効果的(増分費用効果比, すなわち, 1質調整生存年を得るのにかかる追加費用が, 3万英国ポンド以下あるいは5万米国ドル以下の場合, 通常, 費用効果的とする), あるいは費用節減的(行った方が費用が小さくなる)という結果が出ている. 以下に具体例を列挙する.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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