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特集 rt-PA血栓溶解療法とその周辺治療

閉塞血管によるMerci,Penumbra,stent-retrieverの使い分け

Appropriate Use of Merci, Penumbra, and Stent-retriever for Major Cerebral Artery Occlusion

山﨑英一今井啓輔

脳と循環 Vol.19 No.3, 45-48, 2014

[SUMMARY] 脳塞栓症の緊急脳血管内血行再建術の一手技である血栓除去術は, 局所血栓吸引術と血栓捕捉回収術に大別され, 前者はPenumbra®による病変部位での吸引術, 後者はMerci®による血栓回収術, Penumbra®によるRAT/ADAPTおよびstent-retrieverによる血栓回収術に細分化される. 術中の手技・デバイスの適切な選択のためには, 閉塞血管ごとの治療戦略をあらかじめ決定しておく必要がある.
「はじめに」 緊急脳血管内血行再建術は, 筆者らが提唱している, 超急性期脳梗塞のカテーテルによる血行再建術の総称であり, 局所血栓溶解術, 機械的血栓破砕術, 機械的血栓除去術(本稿では血栓除去術), 経皮的脳血管形成術などの手技の組み合わせにて実施される1). なかでも血栓除去術では, 2010年にバルーンガイドカテーテル(BGC)による近位血流遮断(proximal flow control:PFC)併用下でのMerci® Retrieval System(Merci), 2011年にPenumbra System®(Penumbra), 2013年にPenumbra MAXTM System(MAX), 2014年にPFC併用下でのstent-retriever(SolitaireTM FR, Trevo® ProVue Retriever)というデバイスが相次いでわが国にて承認された(図1).

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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