Summary  有痛性転移性骨腫瘍に対するラジオ波凝固療法(RFA)について自験例を中心に手技の実際と臨床成績について概説した。自験例24例の成績はRFAにより疼痛の緩和は24例中22例(92%)に認められた。術前のvisual analog scale(VAS)値(0~10)は平均6.8であったが,術後1週目で2.7,1ヵ月後で2.8,3ヵ月後で2.6に低下した。さらに10例で鎮痛剤の減量が可能であった。有痛性転移性骨腫瘍に対する本法の除痛効果は高くその効果は持続的であり有効な治療法ではあるが,本法を広く認知,普及させるためにはエビデンスの確立が必要である。