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What's New in SURGERY FRONTIER

第64回Non-coding regionにおける遺伝子制御の最近の知見 遺伝子多型解析と抗癌剤感受性予測

奥村直樹吉田和弘

Surgery Frontier Vol.17 No.1, 53-55, 2010

「はじめに」抗癌剤を同一量投与しても, その効果や副作用の出現には個体差があることは経験的に理解されている. 薬理効果と遺伝子的要因を研究するpharmacogenomicsは50年以上の歴史があるが, 1980年代後半にようやく, 遺伝子多型が薬物の代謝に影響を及ぼすことが認識されるに至った1). 遺伝子多型とは, 「the inter-individual, functionally silent differences in DNA sequence that make each human genome unique」とあるが2), non-coding region, 特にプロモーター領域の遺伝子多型により薬物代謝に影響を及ぼす遺伝子が報告され, 抗癌剤においてはその感受性予測のみならず, 重大な有害事象の予測につながることが期待される3). 近年の分子標的薬を含む抗癌剤治療の目覚ましい発展により, 腫瘍細胞における標的遺伝子やその関連遺伝子群の変異が注目を集めているが, 遺伝子多型などの遺伝子情報を総合的に理解することが今後の個別化医療の進歩には不可欠である.

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