着床時,子宮内膜の蠕動様運動は減少することが知られている。この事実に基づき,不妊治療としてオキシトシン受容体のアンタゴニストが妊娠率向上に寄与するとのメタアナリシス解析による報告が複数ある。また,われわれは筋層内子宮筋腫の一部には異常子宮内膜蠕動様運動を誘導することで不妊症の原因になっている可能性,および子宮筋腫核出術の与える効果について検討を行ってきた。
「KEY WORDS」子宮筋腫,妊娠,MRI,子宮収縮,atosiban